ラブドールの素材『TPE、シリコン、骨格と重さ』について徹底解説します

今回はラブドールを選ぶ上で、最も重要な要素である素材に焦点を当てて徹底解説します
TPE(STPE)とシリコン、それぞれの素材が持つ特徴や違い、さらにドールのリアリティを追求する上で欠かせない骨格と重さについても詳しく掘り下げていきます。
「初めてラブドールを購入するけど、どの素材を選べばいいか分からない・・・」
「もっとリアルなドールが欲しいけど、骨格や重さってそんなに重要?」
そんな疑問を抱えているあなたのために、この記事では素材ごとの感触や耐久性、メンテナンス方法、そしてドールとの一体感を高める骨格と重さの秘密を余すことなくお伝えします。
この記事を読み終える頃には、あなたにぴったりのラブドールを見つけるための知識が完璧に身についていることでしょう。
ぜひ最後までお付き合いください。
ラブドールの素材『シリコンとTPE(STPE)』
ラブドールの素材には、ラテックス、TPE(STPE)、シリコンの3つがあります。
現在の主流はシリコンとTPE(STPE)になります。
各素材でざっくりと比較した表がこちらです。
| シリコン製 | TPE製 | STPE製 | |
![]() | ![]() | ![]() | |
| 値段 | 20万円~90万円 | 10万円~20万円 | 10万円~25万円 |
| 触り心地 | 柔らかめ | とても柔らかい | とても柔らかい |
| 耐久性 | 劣化しにくい | 劣化しやすい | データなし |
| 見た目 | リアル | ぼやける | ぼやける |
| ブリード | 少ない | 多少有り | 少ない |
| 臭い | 少ない | 多少有り | 少ない |
| お手入れ | 2ヶ月程度 | 使用後&1ヶ月程度 | 2ヶ月程度 |
| 色移り | ほぼ色移りしない | 色移りしやすい | 色移りしにくい |
それでは、シリコンとTPE(STPE)のメリット・デメリットをみていきましょう。
シリコン(医療用シリコン)の特徴
- 臭いが少ない(臭いに敏感な方にはおすすめ)
- 各部の細かい作りこみが可能
- さわった感覚が人間に近い
- 傷がつきにくく経年劣化が少ない(耐久性が高い)
- 血管メイクやまつ毛、眉毛の植毛が選べる場合がある・ホールの装填や取り外しが容易
- 素材面で極端な粗悪品がない・買取額が高額
- 極端な動きをさせると割れやすい
- お口が使用しにくい(半開きのものはわれやすい)
- 値段が高額である
シリコン製は、値段が高額ですが、品質は高くてヴィジュアルも最高です。
リアルな皮膚テクスチャーによって、ほとんど本当の女性と変わらない見た目を再現することができています。
お迎えする予算が35万円ほどある方は、シリコン製をおすすめします。
当ブログのサブアシスタント、鈴音(りん)は、トルソー型のフルシリコンドールです。
下記の記事をご覧いただくと、見事な皮膚テクスチャーのドールだということがわかると思います。

シリコン製ラブドール参考

TPE(STPE)の特徴
- 肌ざわりが柔らかく、感触がいい(もちもちとしたさわり心地)
- 伸縮性があり、極端な動きに強い
- お口、あそこ(陰部)、アナルを使用可
- 首ジョイントネジ(M16)の採用されており、互換性が高い
- おしりやおっぱいの大きなド迫力ボディが選べる
- 価格がシリコンに比べて安く、購入しやすい
- 保管時の吊り下げ金具が(M16ネジ)流用しやすい
- 弾力があり、柔らかい素材のため、各部の細かい造形がむずかしい
- 強くつかむと骨格までつかめるぐらい柔らかくリアル感が乏しい
- 足裏自立加工をしないと立たせるのが困難
- シリコンより臭いが強い(日にちがたてば薄れてはくる)
- シリコンよりブリードが多いため、ほこり、汚れが付きやすい(ベビーパウダー必須)
TPE製とシリコン製であれば、シリコン製が圧倒的に高クオリティーです。
高額商品なので当然ですが、TPEと比べてしまうとそう判断せざるを得ません。
ただし、2025年現在のラブドール素材はSTPEが基本になってきました。
STPE素材は、柔らかさの中に弾力性があります。
ぷにぷにした抱き心地と本物の肌の弾力性、そして耐久性もあって繰り返しの使用にも耐えるので、まさに新素材でお手入れも簡単、ブリードも少なくて安価。
難点があると言えば、やはり、細部にわたる見た目の表現はシリコン製には勝てないところですね。
当ブログの「momodoll」の月奈さんは、STPEヘッド&ボディですが、フルシリコン製の「Yeloly」の鈴音(りん)にはリアルさではかないません。


TPE(STPE)製ラブドール参考

シリコンヘッド+TPEボディ(頭部とボディが違う素材)
ヘッドはシリコン製、ボディがTPE製のドールです。
ボディは抱き心地のよいTPE製、ヘッドは細かい造形のシリコン製で、リアルな見た目と、さわり心地のよいラブドールになります。
フルシリコン製ラブドールが1番リアルですが・・・
モチモチした抱き心地と見た目の美しさを兼ね備えた、ラブドールにできるのでこのセットもおすすめです。
もちろん、フルシリコン製よし少し安価にはなります。
ラブドールの骨格『旧式骨格、EVO骨格』

骨格とはドール内部に埋め込まれている金属になります。
ラブドールの骨格には大きく分けて、通常骨格(旧式)と、現在主流のEVO骨格(全能骨格)があります。
通常骨格の特徴(旧式)
必要最低限の関節数で肩と首の間に可動域がなく、ドールの動きが制限されているものの操作が簡単で動かしやすく値段も安い。
※2025年現在は、旧式骨格のものはありません。
EVO骨格(全能骨格)
骨格の関節部品を増やすことによって可動域を大幅に増やした骨格になります。
上半身は肩や鎖骨の可動域をプラスすることで、肩をすくめる女の子特有のかわいらしいポーズをとることが可能。
首の可動域も前後左右に増えたため、首をかしげることもできるようになっています。
下半身は胴体と腰の可動域が増えたので正座、女の子すわりが可能。
腰を左右にひねることができるので、いわゆるお姉さん座りも自然な形で出来るようになっています。
180度開脚、M字開脚、体育座りも可能ですが、関節に不可がかかるので過度にやり過ぎないようにしましょう。
写真撮影をするさいには人間に近い、よりリアルなポーズがとれるので通常骨格よりドールの良さを引き出せます。
EVO骨格ドール参考

ラブドール『大きさ、重さ』の比較
ラブドールの重さは、サイズ、骨格、素材によって変化します。大きくなれば使われる素材も多くなるので重くなります。
素材で言えば、シリコンは重く、TPEは軽いです。
現実的にあつかえる重さは30kg程度になります。
人間をかかえる場合は30kgであれば楽々、持ち上げれますが、動かない30kgのラブドールは、鍛えた人でなければ腰を痛めるかもしれません。

サイズでおおよその重さがわかります!
次は、身長によって重さも変わってくるので、大体の目安をみていきましょう
『60cm以下のラブドール』手のひらにのるサイズ
- サイズ60cm以下
- 2~3kg程度
- 2万円~6万円程度
60cm以下は、サイズが小さくて扱いやすく、値段も安いです。
人形感しかなくリアリティは無いので、リアルさを求める方にはおすすめはできません。
ただ、持ち運びがしやすいため、車・バイクで旅行に連れて行って写真撮影をされる方に好まれる印象です。
60cm以下ドール参考
『60cm~120cmのラブドール』幼い女の子ぐらいの大きさ
- 60cm~120cm
- 15kg程度
- 4万円~9万円程度
このサイズになってくると、人形感がうすれて、小学校低学年の子ぐらいの身長になり、リアルです。
重さも15kg程度で、値段も高くても9万円程度と買いやすく扱いやすいので、初めてのドール選びにはおすすめです。
60~120cmドール参考
『120cm~140cmのラブドール』小学生程度の大きさ
- 120cm~140cm
- 15kg~25kg程度
- 6万~25万円程度
60~120cmドールより、よりリアルで重厚感がでてくるサイズになります。
このサイズが初めての方に1番おすすめです。
添い寝をしても、抱いたときも、しっかりとした安心感があります。
120cm~140cmドール参考
『140cm~160cmのラブドール』普通女性サイズ
- 140cm~160cm
- 20kg~40kg程度
- 8万~30万円程度
このサイズが1番種類が豊富ですね。
ドールの作りは非常に精巧で、繊細、値段によりけりですがクオリティの高いドールが多数あります。
メイクもかわいいからキレイ、ギャル系、アニメ系、外国人(アジア・米国・欧州さまざまな人種)と表現の幅が広くあります。
自分好みのカスタマイズもしやすく、値段も高いものが多いけど、永く一緒にいれくれるパートナーとなってくれる存在になります。
140cm~160cmドール参考
『160cm以上のラブドール』高身長、モデル体型
- 160cm以上
- 30kg~45kg程度
- 12万~30万円程度
高身長サイズのラブドールになります。
女子バレー選手や水泳選手のような細身でありながらキレイな筋肉の表現、モデルのようなスラっとした妖艶な身体が魅力のドールです。
小さくてかわいいものが大好きな層もいるけど、高身長でスラリと、かつグラマラスな肉付きをした体形が好きな層もいます。
160cm以上の美人女性がビシッとしたビジネススーツを着こなしていると勝手に目がいっちゃいますもんね。

ただし、重さが尋常じゃないので、初心者は手を出してはダメです
身長160cm以上、かつ、体重30kg以上は完全に玄人向きになります
160cm以上ドール参考
まとめ:ラブドールの素材について徹底解説
素材に関して、予算がある場合は、シリコン製を選ぶのが良いと思います。
TPE製のものは、2025年現在、ほぼ無料でSTPEへ移行しています。
STPE製は、臭いもブリードも少なくなっていますが、やはり、見た目がシリコン製に劣ってしまいます。

予算がゆるすならば、初手からフルシリコン製を購入するのが良いと思います。
骨格に関しては、EVO骨格が主流になっているので、ここについては悩む必要はないでしょう。

今でも、手指、足指の関節はオプションが多いので、手指の関節だけはオプションになっても付けておくのが良いです
重さに関しては、どうしても高身長の子が好みだって方以外は、身長140cmあたりを選びましょう。
身長が高くなると、骨格量も増えて、重さが増加します。
重すぎると何をするにも、億劫になって、ラブドールのことが嫌いになってしまうかもしれません。

30kg以下になるようなら、軽量化オプションを選択するのもいいとおもいます




























